峰守雑記帳

小説家・峰守ひろかずが、見聞きしたことや思ったことを記録したり、自作を紹介したりするブログです。峰守の仕事については→ https://minemori-h.hatenablog.com/

2024-01-01から1年間の記事一覧

「能登半島ふしぎ話チャリティ・トーク in 石川県 第2回(6月8日開催)」登壇のおしらせ

2024年6月8日(土)に石川県立図書館で開催されるトークイベント「能登半島ふしぎ話チャリティ・トーク in 石川県 第2回」に、僭越ながら参加させていただくこととなりました。 www.library.pref.ishikawa.lg.jp トークテーマは泉鏡花や金沢の妖怪や伝承など…

新宿の妖怪学(や東映ヒーロー)の聖地などを回ってきました

先日、久々に上京する機会があったので、新宿方面の妖怪がかったスポットをピンポイントで回ってきました。 まず最初に行ったのは全勝寺。 四谷三丁目駅から歩いて十分ほど、古い住宅街の中にあるお寺です。 このお寺にはこういう伝説が残っております。 四…

金沢の書店さんと、あと金沢の妖怪スポット巡ってきました(金石編)

先日、新刊「少年泉鏡花の明治奇談録 城下のあやかし」が発売されまして、本作の舞台である金沢近隣の書店さんを回ってサイン本など作らせてもらってきました。 www.poplar.co.jp まずこちらは金沢ビーンズ明文堂書店さま。 日本最大級の書籍専門館|金沢ビ…

軽い気持ちの調べもので難儀した話、あるいは水木しげる先生を信じ切れなかった話

おかげさまで新刊「少年泉鏡花の明治奇談録 城下のあやかし」が先日発売されました。 少年泉鏡花の明治奇談録 城下のあやかし (ポプラ文庫ピュアフル Pみ 6-78) 作者:峰守 ひろかず ポプラ社 Amazon その発売記念というわけでもないですが、あとがきに書きき…

泉鏡花記念館と金沢の妖怪スポット(野町・寺町編)回ってきました

地震の影響でしばらく閉館されていた泉鏡花記念館が先週末から再開館されたので、延期されてた「山海評判記」展を見るべく、あと、新作執筆時に色々お世話になったのでその礼をお伝えしつつ新作を献本するべく、金沢に向かい、(個人的にはお馴染みの場所で…

発表報告「予言をしなくなった予言獣 誰がいつアマビエを変えたのか」ロングバージョン

(※この記事は、2024年2月17日にオンライン上で開催されたた第141回「異類の会」にて峰守が発表した内容をまとめたものです。短くまとめたものは異類の会のWEBサイトにて公開されていますが、せっかくなのでもうちょっと具体的な長いバージョンをこっちに載…

「少年泉鏡花の明治奇談録」第二巻「城下のあやかし」出ます

昨年の夏に「少年泉鏡花の明治奇談録」という本を出しました。 幻想文学の大家にして、文明開化・迷信排斥に時代に逆らって怪異を愛した文豪・泉鏡花を題材に、少年時代の鏡花が後の自作のモチーフになるような事件に遭遇していたのかも?という趣向の伝奇ミ…

2月17日の「異類の会」で話しますというお知らせ

先の日記で書いた通り先日「花咲くいろは」を見終えまして、今は同じ制作会社によるお仕事アニメシリーズであるところの町おこし奮闘記「サクラクエスト」を見ているんですが、これが予想以上に地方のリアルの話をやっており、なおかつフィクショナルな部分…

「花咲くいろは」全編見ました(読みました)という話

「金沢の奥座敷」こと湯涌温泉をモデルにした温泉街が舞台の高校生仲居奮闘アニメ「花咲くいろは」の全話と劇場版が無料配信されており、それを先日見終えました、という日記です。 ♨️ ♨️ ♨️ #花咲くいろは シリーズ一挙 チャリティー配信決定 ♨️ ♨…

文学フリマでした

先の記事で告知した通り、京都で開催された文学フリマに出店してきました。 京都文フリくー53、設営完了し既に開場しています pic.twitter.com/pWHq2eXqdx — 峰守ひろかず (@Minemori_H) 2024年1月14日 出店者側で参加するのは初めてだったので色々とカルチ…

「あやかし」という言葉のニュアンスと泉鏡花についての私見というか雑感

先の記事に書いた通り「少年泉鏡花の明治奇談録 城下のあやかし」という本が三月に発売されることになりました。 この副題にある「あやかし」という単語、妖怪や怪異の同義語としてライト文芸(キャラ文芸)ではお馴染みのワードです。 一方で、めんどくさい…

「少年泉鏡花の明治奇談録」続編刊行についてのお知らせ

昨年に「少年泉鏡花の明治奇談録」という小説を出しました。 minemori-h.hatenablog.com タイトル通り、明治の幻想文学の大家にして怪異愛好家であった泉鏡花(敬称略)が金沢で過ごした少年時代に、後の著作のモチーフになるような怪事件に遭遇していた! …