10月12日頃発売予定の新刊「ゲゲゲの鬼太郎(5)名無しと真名」の見本誌が届きました。
ゲゲゲの鬼太郎(5)名無しと真名 | 読みたい本が見つかる キミノ書房 - ポプラキミノベル
「ゲゲゲの鬼太郎」TVアニメ第6期ノベライズの最終巻となる巻で、アニエス編(バックベアード編)のクライマックスと、一年目クライマックスの名無しとの決着のエピソードが入っております。
お値段は税込1,045円。ちょっとお高いのはこれまでの巻が三話構成だったのに対して
今回は四話入ってるからです。というか私の単著で千円超えたのは初めてじゃなかろうか。すみません。でも任意の十連ガチャ三分の一回分だと思えばだいぶお安いのではないでしょうか。そうでもないか。すみません。
なお、「四話入ってる」と書きましたが、上記の版元の公式サイトに
この作品は、テレビアニメーション『ゲゲゲの鬼太郎』第6期の「第35話 運命の魔女たち」「第36話 日本全妖怪化計画」「第37話 決戦!! バックベアード」「第47話 赤子さらいの姑獲鳥」「第48話 絶望と漆黒の虚無」「第49話 名無しと真名」をもとにノベライズ用に再構成したものです。
とあるように、実際は六話入っております。バックベアードのクライマックスをやるためにはアニエスが色々あって鬼太郎に頼るまでの話が必要だし名無し編に入るためには姑獲鳥の事件をきっかけに人間の対妖怪感情が変わる話が必要なわけで、こうなりますよね、という。
アニメとちょっと構成変わってるところもあるんですが、そこはご容赦いただければ幸いです。ストーリーやテーマの上で残すべきところは残ってると思うので……。
アニメの方はこの後も二年目が続きましたが、ノベライズはここで一区切りということで、アニメや原作に触れずにこれだけ読む方もおられるでしょうから、ひとまず終わった感じを出したい! ということで、全五巻の読み物として気持ちよく読み終えられるように書かせていただいたつもりです。アニメ六期見てた方にもそうでない方にも楽しんでいただければ幸いです。
シリーズ全体についての感慨なんかは発売後に書ければと思いますが、とりあえず今日はお知らせということで。見えない世界の扉が開く!
余談。このレーベルに限った話でもないですが、一般的に文庫の背表紙の上の方には作者名の頭文字である仮名と数字がいくつか付いてます。これは「そのレーベルでのその書き手の何冊目の本なのか」を示すナンバーなわけですが、ノベライズ版鬼太郎を並べると、「み-06-03」から「み-06-05」へと、数字が一つ飛んでるんですね。
なぜかと言えば、これは間に水木先生作・画の一冊「水木しげるのおばけ学校 妖怪大戦争」が入ってるからなんですね。正しい並び順はこうなります。
水木しげるのおばけ学校 妖怪大戦争 | 読みたい本が見つかる キミノ書房 - ポプラキミノベル
つまり、ノベライズ版の上にある「み-06」は「峰守ひろかず」の「み」ではなく
「水木しげる」先生の「み」である、ということです。だから何だという話なんですが。